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東北の復興3

~未来予想図~

大都市以外は地方と呼びましょう。

どこも消滅可能性自治体です。

防潮堤などの工事が終了する数年後、いったい東北を含む地方はどうなっているのでしょう。国道6号線を走るとわずか200mの区間に3軒パチンコ店があります。数年後、全国から来ている労働者が去った後は半分消えるでしょう。

次にコンビニ、異常な数です。これも半分は消えるでしょう。関西で90Lのゴミ袋がごみ箱の外に備えつけたるのを見た事があるでしょうか。それほど回転率が高く、労働者がポイポイしていくのです。

今は人・モノ・金が動いている中、復興が一段落した後、東北の太平洋側の経済がどうなっていくのか心配してしまいます。

津波避難公園の工事

 

東北の復興2

~仙台をマチブラして~

東北一の都市、杜の都(もりのみやこ)仙台は兵庫でいうと神戸に匹敵する大きな街で、歓楽街の国分町(通称:ブンチョウ)は三ノ宮の倍くらいの規模です。

すべての道はローマに通ずるがごとく、何をおいてもSENDAI・センダイ。仙台より北は「仙北」、南は「仙南」という区分がなされています。

センター街を歩くとあか抜けていない方々に出会うのに驚かされます。様々な地方出身者が、都に結集している証です。

都会には働くところがたくさんあります。飲食ホールスタッフ、イベント要員、官公庁の事務、除染作業員etc 時給は関西よりも安く、TOWNWORKには時給750円の文字が踊ります。安い労働力で企業が成り立ち、大都市が形成されています。

仙台は復興が落ち着いても、周辺の人口を吸収するだろうし、駅周辺は常に工事が行われ、魅力的な街に常に進化しているので、しばらくは衰退しないと感じられます。

仙台は永久に不滅です。

南三陸町の庁舎

東北の復興1

東高OG・OBの皆様、こんにちは。

「会いたい先輩・輝く先輩」です。

広報いなみ9月号に、宮城県山元町の齋藤俊夫町長が稲美町長を表敬訪問された記事が掲載されていたことをご存知ですか? 稲美町では、2011年3月に発生した東日本大震災の復興支援のために職員を派遣しています。

現在、北川寿一(高41)さんが山元町に派遣されております。 現地の様子を入手できましたので数回に分けて掲載させていただきます。

 

~はじめに~

2016年4月、兵庫から宮城にやってきました。復興支援という形での自治体間の応援です。住まいは柴田町、仙台へは車でぶっとばして30分、電車では最寄駅から30分です。兵庫での稲美町と三宮の距離感に似ています。

さて、着任早々、福島第1原子力発電所に最接近してみました。国道6号線を南下すると「2輪通行不可」の電光掲示板が目立つようになり、過去の津波浸水区域という看板が数km毎に立っています。沿岸部の光景はどこも同じで、高さ7m程の防潮堤の工事や農地の圃場整備などの復興・復旧関連の公共工事で重機と10t車が勢いよく動いています。日曜だけは静かなものです。

ここには、全国から集まってきた労働者の男くさい雰囲気を感じ取れ、コンビニは大繁盛、いたるところに単身赴任用のレオパレスのような建物があります。

先日、テレビで東北6県のうち、宮城県だけが人口減少していないという報道があったことが理解できます。一時的に増えているだけなのでしょう。

6月中旬、宮城県最南端の山元町から最北端の気仙沼市を1日かけて下道で往復しました。

見た重機は数百台。オペレータ、現場監督、事務員、工事発注者を含めると復興にかかる残り数年の一時的な労働者の人口は結構な数になります。

漁港の工事

台風10号後の農地

 

稲美町のトマト4

トマトは、ナス科ナス属です。

病気に対して強くなるように接ぎ木苗を使用しているそうです。 トマトには、ナスの台木を用いるそうです。

その他に、畠農園ではロックウール栽培も行っています。 ロックウールとは、天然岩石などを高温で溶かした後に繊維化したもの、つまり岩綿です。これをマット状に成形したものを、培土の代わりに発泡スチロールのベッドボックスの上に敷き、そこに苗を定植し、養液を流す栽培方法です。ロックウールは保水力が高く、孔隙量も多いのでトマトの根の生育に適した環境を作ることができます。

メリットは、①病気の発生が少ない、②収量が土耕より多い、③連作が可能である、④肥培管理がしやすい、⑤農薬をほとんど使用しなくて良い、など数々確認されているそうです。

溶液管理はコンピューター制御で行われていました。

普段よく食べているトマトですが、知らないことがたくさんあって勉強になりました。

畠さんは、小学校でトマト作りも指導しています。 トマト作りを通して、命の大切さも教えているそうです。

稲美町のトマト3

トマト生産量日本一位の県はどこかわかりますか? 熊本県だそうです。2位は北海道。 ちなみに、兵庫県は26位です。

熊本県のトマトの品種は桃太郎です。 桃太郎系統は全国の約7割を占めているそうです。 畠農園も桃太郎系統のトマトを作っています。

野菜の生育には、栄養生長と生殖生長があります。 栄養生長は、茎や葉の栄養器官を大きくすることです。 生殖生長は、花が咲き果実を実らせることです。

キャベツやレタスなどの葉菜類やダイコンやニンジンなどの根菜類は、生長期間の前半は栄養生長のみ行います。やがて転機を迎えて生殖生長となります。転機を迎える前に収穫を終える必要があります。

しかし、トマトやキュウリ、ナスなどの果菜類は、栄養生長と生殖生長の両方が同時に進行します。そのためトマト栽培では、栄養生長と生殖生長とが良いバランスを保っていくように気を付けなければなりません。

つづき…

 

 

 

稲美町のトマト2

トマトの花は、雄しべと雌しべが1個の花の中に存在し、風で揺れて花粉が雌しべにつく仕組みになっています。ハウス栽培では風が吹かないため、蜂に交配してもらうか、ホルモン剤を散布しないと実がつきません。

畠農園もマルハナバチに交配してもらい実をつけます。 ただし、気温が12℃以上ないといい花粉ができないため、12℃を下回るときはホルモン剤を散布します。

ハチによる交配とホルモン剤のトマトの違いは、トマトの中に種があるかないかだそうです。 ホルモン剤で育ったトマトには種がありません。 トマトを食べる時、見てみてください。

つづく…

 

稲美町のトマト1

東高OG・OBのみなさま、こんにちは。

「会いたい先輩」です。

今回は、野谷でトマトを生産されています畠農園の畠房生(高26)さんです。

みなさん、トマトは夏野菜と思っていませんでしたか? 私は、そう思っていました。

畠さんにお聞きすると、日本の夏はトマトには高温なのだそうです。 暑いと呼吸量が増えるため、光合成でできた糖が呼吸に使われてしまいます。それでは、糖度が落ちてしまうのですね。

では、トマトの最適時期はいつだと思いますか。 ゴールデンウィーク、または秋のお祭りの時期がベスト気温だそうです。

朝晩の気温差があり、日射量が多く、光合成がどんどんできる時です。生育は気温に関係します。トマトの花が咲いてから、積算温度1000℃くらいで収穫になります。例えば、平均気温20℃の場所では50日で収穫となります。稲美町では、花が咲いてから、夏は2か月、冬は3か月くらいで収穫となりますね。

畠農園では、1種類のトマトを生産しています。 ほぼ周年で収穫できるように、時期をずらして作っています。

この日も、つるの手入れの最中でした。 大きく成長したトマトのつるの向こう側にいる畠さんに気付くのに時間がかかりました。

続く…

 

見谷コスモスプロジェクト続編

みなさま、あけましておめでとうございます。 いかがお過ごしでしょうか。

今日1月10日は、稲美町でも成人式があり多くの若者がお祝いの最中と思います。

そんなおめでたい日に、昨年の「見谷コスモスプロジェクト」で完成した風景をドローンによる空から撮影した写真を入手しました。

こちらです!!

地上からは全景を見ることができなかったのですが、ハートも町章も60も、見事にコスモスによって描かれています♪

撮影の頃は稲刈り時でしたので、こんな写真も撮影されました。

「稲美」の名前にふさわしく、稲穂がたわわに実る風景を、収穫作業をドローンからはこんな風に見ることができるのですね。

今年が皆さまにとって、幸多き、実り多き年でありますようにご祈念いたします。 今年もよろしくお願いいたします。

見谷コスモスプロジェクト4

10月3日

コスモスの種まきから約2ヶ月、花が咲き始めていました♪

小山さんのお話によると、現在コスモスイベントに向けて準備中だとか。 詳細が決まり次第、ホームページ上でもお知らせします。楽しみにしていてください!

見谷コスモスプロジェクト3

9月5日

朝晩の気温の低下が、秋の到来を告げている今日この頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

8月2日に蒔いたコスモスの種は、1ヶ月経ちここまで生長しました。

今年の夏は、雨も多くすくすくと育っております。