東高OB・OGの皆様、こんにちは。
「会いたい先輩」です。
ここからは、ちょっと変わったお酒を利き酒しました。
6番目は「おりがらみ」。
日本酒造りには、
1.精米 2.洗米 3.蒸す 4.麹つくり 5.酒母造り
6.仕込み 7.発酵 8.搾り 9.濾過・火入れ・熟成
という過程があります。
このお酒は、発酵の終わった醪(もろみ)を搾った後に樽の底にたまる「おり」です。にごり酒です。
清酒は搾った後の上澄みですね。にごり酒は悪酔いしてちょっと苦手なんですが、「おりがらみ」は飲みやすく、やわらかい味わいでした。おいしかったですよ。
7番目は「荒走り」。
前述の「おりがらみ」と同様、搾りの過程で出来るお酒です。
このお酒は、搾りの最初に取れるお酒。搾りは布を使って醪をお酒と酒粕に分けるのですが、搾りの最初は澄んだお酒ではないんですね。
時間が経つと布の目が詰まってくるので、澄んだお酒だけが濾過されるんです。
ここで疑問が・・・
「荒走り」を取った「おりがらみ」と、取らなかった「おりがらみ」に味の違いがあるのか。
皆さんは、どう思われますか?
井澤さんにお聞きすると、味は違うのだとか。へ~、そうなんだ。と感心。でも、名前は同じ「おりがらみ」。
8番目は「にごり酒」。
前述2つもにごり酒でしたが、このお酒は、にごり酒を造る目的で粗い目の布で搾ったもの。
9番目は「倭小槌 純米 20年古酒」。
泡盛に古酒があるのは知っていましたが、日本酒にも古酒があるとは…。さぞかし熟成されておいしいだろうと、利き酒しました。ん?どっかで飲んだことのあるような…??そうか、紹興酒の味に似てるんだ。意外な発見でした。
10番目は「倭小槌 純米 5年古酒」。
ここまで来たら、飲んでおこうという事で、利き酒を。さて、味のほうは…。20年古酒に比べてまだ若い感じがする。(笑)そりゃそうだ。
次回は、井澤本家の蔵の紹介です。
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