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中一色営農組合

東高OG・OBの皆様、こんにちは。

「会いたい先輩」です。

今回は、中一色営農組合組合長の森田泰弘(高17)さんです。

中一色営農組合は3年半前の、平成21年9月に設立されました。
中一色地区の農地は20丁、そのうち営農組合で管理している農地は12丁。
残りの農地は、農家個人で管理、生産しているそうです。
水の管理と草刈は農家個人が行っているそうです。
農作物は、米、麦、大豆です。

中一色営農組合のスローガンをご紹介します。
『みんなが参加する営農』
『中一色の農地は中一色で守る』
『低コスト化、生産性の向上』

営農組合を設立した理由がスローガンに見て取れます。
農家の熱い思い、地元愛を感じるスローガンですね。

中一色では農家の99%が兼業農家で、ほかに仕事を持っているため農業ができるのは土日の限られた時間のみです。 そして、わずかな田んぼに高価な農業機械を投入しなければならない為、農業収益はほとんど期待できませんでした。
また、高齢化が進む一方、次世代は仕事のために町外に住んでいることが多く農地は当然のことながら放置されることとなります。放置された農地は、害虫が発生し、草はぼうぼうに生え、現在活用している農地にも悪影響を及ぼします。

そこで、地域住民が営農組合を視野に入れるようになりました。

まず、加東市や西脇地区の先進営農組合への研修に参加されました。
そこで学んだノウハウを元に、6ヶ月で営農組合を立ち上げたそうです。

農業の生産効率向上のため、加古川農業改良普及センター、JA兵庫南、役場産業課などが農業のプラン作りや集落営農組織の設立へ向けた研修の場を設けたり、アドバイスを行っています。


大麦の刈り取り


代かき

営農組合設立から3年半が経ちますが、一旦荒れた地はなかなか難しく、まだ収穫に至らない土地もあるそうです。しかし、放置田、遊休田を再び活性化させるために根気よく取り組んで行くと言われていました。


秋の収穫が楽しみな水田です。

大豆は、農地を活用するために良い作物ですが、刈り取りに手間がかかるため(昔は手で刈っていました。)生産するには考慮が必要な作物でした。しかし今では、八幡営農組合が大豆専用コンバインを管理していて、1万円/回(オペレーター付)/1反で借りられるそうです。

大豆専用コンバインとは…

いろんな種類があるようですが、前方の櫛で大豆の茎を立てて、刃で刈ります。その後、脱穀して豆のみ収穫できます。便利な機械ができて良かったですね。

地域交流としては、子供たちを交えてのコスモス植えを行っているそうです。
コスモスは稲美町の町花ですね。満開のコスモスの花を見ると『あ~、稲美だな~』って思います。

最後に、『子供が定年で戻ってくるまで、営農組合で田んぼを守っていく。』と力強く言われていました。

 


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