東高OB・OGの皆様、こんにちは。
今日から新コーナー、「会いたい先輩」が始まります。
記念すべき第1回目は、印南にある井澤本家の井澤孝泰(高22回)さんです。
井澤本家は、明治16年(1883年)創業以来、品質第一をモットーに、小さいながらも、大手蔵に桶売りすることなく、誠実な酒造りを続けてきた酒蔵です。
井澤本家と言えば、知る人ぞ知る銘酒「倭小槌(やまとこつち)」ですよね。ほのかな香りがあり、のどごし爽やかで後味の残らないスッキリしたお酒ですね。
初めてお会いした井澤さんは、とても控えめで優しい印象を持ちました。常にやさしい笑顔で佇んでいて、口数は少なめで、その場にすごく溶け込んでいて、この蔵の主なのにそんな感じじゃなくて…。この蔵の主は「酒達」なのでは?
今回は、そんな井澤さんから、利き酒をしながらお酒の説明をしていただきました。
井澤さんより、利き酒の1ポイントアドバイス!
利き酒にも飲む順番があるそうで、まず1番初めに飲むお酒が大切なんだとか。このお酒の味が基準になるからだそうで、井澤さんが出された1番目のお酒は「倭小槌 純米原酒生酒 まごころ」。豊岡・出石産の米(山田錦より早生で粒が小さい品種)を使っていて、普通お酒は米を75%磨いたものを使うのですが、この「まごころ」は磨きが60%と荒削りなお酒。生酒なので精製後に加熱処理がされていないのです。香りがふくよかで、味は辛口でした。
この後、少しずつ米の磨く率を上げていき、最後に9割磨いている米から造ったお酒を飲む。これがいいそうです。米の粒を磨いていって、中心の1割だけで作ったお酒。なんて贅沢なんだ!
では、そのお酒を飲むために気合を入れて、いざ次のお酒へ。
次回へ続く…
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