東高OB・OGの皆様、こんにちは。
淡河疏水の驚くような技術とは…
それは「御坂サイフォン」です。水を取る川から目的地までの間に横たわる川や山をサイフォンの原理で水が越えていくのです。
(サイフォンは、喫茶店でコーヒーを作る時に使う道具を思い出していただけるとわかりやすいですね。)
取水している側から落差50mで送水鉄管をかけ下った水が、サイフォンの原理で川を挟んで反対側の山の47.5mを上ります。わが国最初のサイフォン(噴水管)工法でした。
当時としては画期的な大事業で、御坂神社の前を流れる志染川の清流にかかる部分は、眼鏡橋として親しまれています。「淡河川疎水」は、疎水としては琵琶湖疎水(滋賀、京都)、安積疎水(福島)とともに“三大疎水”に数えられます。
これで、稲美町の水源は確保できたのでしょうか?
次回へ続く…
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