東高OB・OGの皆様、こんにちは。
稲美町の水源の続きです。
明治時代以降、淡河川疏水等流域への灌漑事業は間断なく行われていましたが根本的な解決には必ずしも至らなかったため、「呑吐ダム」の建設計画が上がりました。
「呑吐ダム」は、三木市にある高さ71.5m、長さ260m、貯水量1,780万㎡のコンクリート重力式ダムで、三木市、神戸市、東播磨の各地域へ農業用水や生活用水を供給する目的を持って昭和46年に計画され、昭和61年に完成しました。
呑吐ダムの名前の由来は、山田川上流に大小の滝が川の水を呑んで吐くことから「呑吐の滝」と呼ばれていて、そこから名付けられたそうです。山田川の水量の豊かさがわかりますね。
これらの水源によって、私たちは生活することが出来ています。ありがたいことですね。
でも、このダムの建設で一つの村が湖の底に沈んでしまったことは忘れてはいけないと思います。そして、同じ地にあった「箱木千年家(はこぎせんねんや)」という、日本で一番古い日本家屋が、保存のために約70m移転されました。
この時は見ることができませんでしたが、また今度行く機会があったら、見てみたいと思います。
今回訪れた時は、紅葉がとてもきれいな時でした。稲美町からも近いですし、お勧めの紅葉スポットですね。ここは、桜のきれいな場所でもあるみたいで、今度来るときは花見もいいかと思っています。
ダム周辺にはサイクリングコースやキャンプ場があって、家族で楽しめるようになっています。皆さんも、一度訪れてみてはいかがですか?
情報
吞吐ダム
兵庫県三木市志染町三津田
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