東高OB・OGの皆様、こんにちは。
では、今回は寺社建築を少し。
本堂を出て上を見ると、柱の端に像がいました。
ご住職に伺うと、『像鼻』と言うそうです。
柱の端に付けられた彫刻のことで、木鼻と言います。
木鼻にはいろいろな種類がありますが、円光寺は『像鼻』と『獅子鼻』です。
どちらも、お寺の守り神ですね。
あと、虹梁には『竜』がいて、屋根には『鬼(鬼瓦)』がいると…。
また、虹梁の中央には『輪宝』が彫られています。
『輪宝』は、理想の王とされる転輪王の七宝の一つで、車輪の形をしていて、王の外出の際にはその前を進んで障害を打破すると言われています。
そして、本堂に入る手前に階段があります。
その手すりには、『擬宝珠』があります。
『擬宝珠』は伝統的な建物の装飾で、橋や神社・寺社の階段、廻縁の手すり、欄干の柱の上に設けられています。葱坊主にも似ていることから、魔除けと言われたりします。
本堂には蛇が住んでいるそうです。
暑い日には、本堂から出たところで涼んでいるので、時には参拝者をビックリさせているようです。
円光寺を守っていいるものがたくさんありますね。
そして、本堂の正面に『明覚山』という額があります。
円光寺は、『明覚山 円光寺』と言います。
円光寺に訪れた際には、探してみてはいかがですか?
おわり
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